宇治拾遺22

原題「同僧正大嶽の岩いのり失事」。
前回登場した静観僧正の二本目です。

「僧ども、命もろくして多く死にけり」という死に方描写のモブ感。

よく分からないまま僧が大量に死んで、
よく分からない岩のせいだという噂になって、
その噂に基づいて祈ったら当たりだったという、何だかふわふわした話です。

この静観僧正、
祈りと黒雲で物事を解決する点は前回と同じなので、
何かそういう能力者のような趣があります。
すごいけど行き当りばったりな感じも同じ。
キャラの同一性の奥ゆかしい持たせ方があります。