アインバイン

アインバインの平日の木林梢さんを描きました。
 
 
一昨日はシリアルキラー展を見に行った。シリアルキラー展というのは、アメリカとかの連続殺人犯が描いた絵を集めた展覧会だ。考えるべきことは色々あるけど、要するに気になるのは「シリアルキラーの描いた絵はシリアルキラーに特有の良さがあるのかどうか」「それは他の絵とどういう関係にあるのか」ということだと思う。

それについて言えば、「シリアルキラーだから特にどう」ということは無いんだなと思った。面白かったけども、それと「シリアルキラーだから特にどう」というのは別だった。
 
むしろ、「誰であれ絵を描いたり描かなかったりする」のようなことを思った。展示されている絵は基本的に刑務所内で描かれたものだ。それは(当たり前だが)犯行の最中に描いた絵ではないし、ものによっては十年以上とか過ごしてから描いたものだ。どちらかというと「刑務所内って絵が描けるんだな」というのを思った。油絵とか、そういうのを敢えて「やろう」と思うのは文化的背景もあるのだろうか。
 
何というか、描き手によって癖は違うし、題材も色々ある。「シリアルキラーの描いた絵!」ということを自分で打ち出して積極的に絵を売る、というパターンもあるが、それも別に特殊なことではない。本屋に行けば「こういう人が書いた本!」という形式は珍しくない。

そんなことは行かなくても分かるんだけど、行ってもそう思った。結局、「シリアルキラーの描いた絵」というのはフワッとした括りだ。
 
 
 
……というのは詭弁っぽいかもしれない。全体としてはフワッとしていても個々に見ることはできるはずだが、そこで刑務所事情すら知らないし筆記体も読めない、だと立体的に見えてこない。