寄生虫擬人化・有鉤条虫


ここ最近、部屋の片づけをして過ごしています。
関東に来て2年、今の部屋に来て1年、
グチャグチャが少しずつ溜まって極まってきていました。
もう昆虫が出てくる時期なので、
いざという時身動きが取れないという事態を避けるために、
今片付けなくてはなりません。
スペースが空いたところに2個目の机が届く予定なので、
これを漫画用にして捗っていきたいと思います。

それはそうと、寄生虫を擬人化してみました。
読み物で読んだだけの知識ですが、
広がりがあって面白いので何種かやっていけたらと思います。

第一弾は有鉤条虫です。
その名の通り、頭節にカギ突起のある条虫で、
ブタを中間宿主、ヒトを終宿主とします。

終宿主とは、有性生殖をする時に寄生する相手のことで、
中間宿主とは、そこまで発達するために必要な寄生先のことです。

有鉤条虫の卵は、ブタに食べられると体内で孵化し、
内臓や筋肉に移動して成長し、待機状態に入ります。
この状態の虫をヒトが食べると、
そのまま小腸で成虫となり、ヒトから栄養を奪って卵を産みます。
糞便と共に排出された卵をブタが食べることで、ライフサイクルが完成します。

成虫はあまり害がなく、症状が出ないこともあるようですが、
排出された卵を(手をちゃんと洗わないとかで)口にしてしまうと、ヒトにも害を及ぼします。
ヒトは、脳神経障害のため死亡することもあります。
ブタの生食リスクの一つです。

糞便を介してサイクルが完成するので、
ブタ小屋とトイレを合体させているような地域で蔓延します。
が、ブタに糞便を処理させるのは、
貧困地域では衛生・経済上のメリットがあってやっていることなので、
下水整備やブタのエサ代を何とかして賄えない限り、
その地域では根絶できないという状態にあるようです。

予防法は、豚肉の生食を避けること、
有病地で加熱不十分な食べものを摂らないこと
(調理した人が手に卵を付けているかもしれないから)です。


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