日記

rakugaki2
違う絵柄を試してみたいと思いつつ、描き出すといつもの絵に吸い寄せられてしまう。この絵はサラサラッと描いた感じにしたくてペンの太さを半分にしてみたが、見事なまでにいつもの感じに収まってしまった。ちょっとハッチングが細いくらいしか違いがない。
 
画風模写は、こういう吸い寄せから逃れる上でも良い練習なんだろう。
 
漫画で使う絵柄は漫画で練習しないとあまり意味がない、というのもあるかもしれない。自由な一枚絵だと、そもそもキャンバスサイズに制限がないから、ペンの太さを変えてもその分画面を狭くして調整してしまう。描きづらいものを描く動機も小さいので、結局いつも描くものを描き、いつも描くものを描くからいつもの絵柄に吸い寄せられる。
 
単純な画力不足ということもあろう。細い線は高い写実度をある程度要請するところがある。それに付いて行けないと、だんだんいつもの線に戻してしまう。
 
局所最適というのものは悩ましい。


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