kyoshi
 
 
漫画の手帖TOKUMARU19に2ページ寄稿させていただきました。
以前描いた「レシートキョンシー」と同じモチーフですが、
話は全然別です。
 
 
私は「スターシステム」みたいな感じでモチーフを転用するのが好きで、
近年描いたものはどこか薄っすら繋がっているものが多い。
逆に言うとあまり幅が無くて、同じような話を作りがちなことが分かってきたと思う。
 
モチーフ主導で、実はお話をあまり作っていないという面もある。
短編だからということもあるけど。
「こういうものがあり、こういうものです」
「こういう人がいて、こういう人です」
という作りを好む。
「こういうものなんだから仕方ない」という態度でいくので、
キャラクターがあまり感情を持ってなくて、話が淡々と進む。
 
キャラクターの感情に興味が薄いせいもある。
感情を軸に作り込まれたお話を読むと「自分はこういうのが出来ていない」と感じる。
興味がないくらいなので、そこの細やかさを魅力にするような話は恐らく作れないのだが、
少しはそういうことが出来ないと、描きたいものの魅力も出てこない気がする。
 
 
いわゆる驚き役というか、狂言回しはちょくちょく出てくるけど、
「狂言回しに徹するあまり自我がない」というキャラクターになりがちだと思う。
「無自我」は「無自我」で好きなモチーフなので、つい「無自我」を強調してしまう。
 
「けむり」に出てくるホルムという名前は、
元は「ドロミさん」という漫画に同名のキャラクターが出てくるが、
これが「無自我な狂言回し」になっている。
「けむり」のホルムはその無自我さを転用しつつ、
「狂言回しが狂言回しの位置にいない」というキャラクターになる。
 
これがお話で表現できたら面白いが、
それができるためには、もう少しお話を作らないといけないと思う。

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