原題「尼地蔵み奉る事」。

「信心があれば、経緯を超越して仏が現れる」
というのは良いとして、登場の仕方がすごい。
原文では

 「少年が額を掻いたら、頭のてっぺんまで裂けて、
  中からえもいわれず神々しい地蔵の顔が出現した」

となっていて、まあ漫画のまんまです。

その後少年がどうなったのか、
あるいは菩薩が少年に化けていたのか、
母親からはどういう光景に見えたのか。
何も分かりません。

説話らしい説話の筈なんですが、
どことなく怪奇な印象が残るエピソードです。