漫訳・宇治拾遺物語「陰茎検知のこと」


原題「中納言師時法師の玉茎検知の事」。

宇治拾遺屈指の最低なエピソード。
前回同様、施しを得ようとする僧の話ですが、
公衆に股間を晒すという驚愕の手法を使います。

インチキを暴くためとはいえ、
不審者の股間を少年にさすらせるのは
「いいのか…?」という感が拭えない。

なお本文に「美少年」とはありませんが、

  「ふくらかなる手して上げ降ろしさする」

などと描写がエロいので、美少年にしてみました。


漫訳・宇治拾遺物語「陰茎検知のこと」」への2件のフィードバック

  • 2014年10月29日 @ 4:04 PM
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    以前宇治拾遺物語を図書館で借り、読んでいる中で
    このお話に出会いました
    当時の私の中にあった、古典文学のお堅いイメージを
    一瞬で吹き飛ばしてしまったお話でした

    返信
    • 2014年11月28日 @ 4:35 AM
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      コメントありがとうございます。
      宇治拾遺物語はとにかく堅くないのが良いですね。
      学校教育で古文を習うことの、
      500年前のスポーツ新聞が読めるというメリット……。

      返信

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