漫訳・宇治拾遺物語「事後に読経すること」




原題「道命和泉式部の許に於て経を読み五條道祖神聴聞する事」。

事後という言葉はありませんが、
「和泉式部のところに通って、寝てたら目が覚めたので経を読んだ」
とあるのでそういう事です。

初っ端から、宇治拾遺物語の魅力が炸裂したお話。
エロ要素、風刺(聖人や権力者を笑う)、
当時の宗教観(神仏はそこここにいて、序列もあり、一概に有難い訳ではない)、
全体的に釈然としない感じ……。


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